【Blender】クロス(Cloth)シミュレーションで網状のトラップを作る
Blenderのクロス(Cloth)シミュレーションで網状のトラップを作りました。
網の目はワイヤーをレンダリングしてメッシュの形状をそのまま活かしました。
サンプル動画はこちらです。
以下、簡単なシーンでシミュレーションの使い方を説明します。
①シミュレーションする素材の用意
シミュレーションするもの(網)と衝突用のオブジェクトふたつを用意しました。
②シミュレーションの設定
シミュレーションをするものはプロパティエディタ内、物理演算(Physics)タブの「Cloth」を選択します(赤〇部分参照)
③コリジョン(衝突)の設定
網が衝突するオブジェクトの設定をします。
何も設定しないとビューポート上で無限に落ちていくことになります(よくある光景...)。今回は立方体と地面にコリジョンの設定をします。
プロパティエディタ内、物理演算(Physics)タブの「Collision」を選択します(赤〇部分参照)
④再生
再生すると網が落下しコリジョンに当たって形状が変わるのを確認できます。
⑤オマケ:網のマテリアル設定
今回は網の目のメッシュをそのままワイヤー表示して使おうと思います。
これは通常のマテリアル...
マテリアルの種類を「Wire」に変更するとワイヤーになります!(赤〇部分参照)
そしてコリジョンにアニメーションをつけてレンダリングしたのが冒頭の動画になります。シミュレーションは使い方次第で動画の質が飛躍的に高くなりますし、Blenderではわずか数ステップで手軽に行えるのでおすすめです!