【Blender】Freestyle使用メモ①:ラインにノイズを入れる
「Freestyle」はBlenderに標準搭載されているラインを描画できる機能です。
アニメ業界でよく使われている3dxMaxのプラグイン「Pencil+」みたいなものですね。
こんな感じでカートゥーン調の表現にぴったり...
「Pencil+」並みに使い勝手がよくて(弱点もありますが...)、最近の作品制作で
非常にお世話になっています。細かい設定が色々できて楽しいのですが、今回はその中でも私がよく使う機能をご紹介したいと思います。
■ラインにノイズを入れる
私が最近作っているアニメーション作品ではキャラは3D・背景は2D(手描き風)のスタイルが多く、キャラはなるべく背景に馴染むようラインに手描き感、ランダム感が出るようにしています。
「Freestyle Line Style」欄の項目「Geometry」で「Perline Noise 2D」のモディファイヤを追加します。(下図参照)
レンダリング後の違いは以下の通り、すこしラインにノイズが入っているのが確認できます。モディファイヤ内のパラメーターでは特に「Frequency」と「Amplitude」の値でノイズのスケールと深さを調整しています。
左図が「Perline Noise 2D」なし、右図が「Perline Noise 2D」あり
上記右図、若干ラインにゆらぎが入っているのが確認できるでしょうか。
アニメーションさせる際にフルコマではコマごとにラインが違う揺らぎ方をするのでチラチラして気になりますが3コマ打ちなど枚数を減らした場合すごくいい感じになると個人的には思っています。
こんな感じになります↓ 3コマ打ちどころかそれ以上になってますね...
他のパラメータの調整や、さらにモディファイヤを追加することで様々な表現が可能になります。
FreeStyleは2Dアニメ調の表現を求めて勉強されている方が多く、日本語の解説ページも多い印象です。興味のある方はそちらも参考にされてはいかがでしょうか!